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萩往還ウルトラ140 2018.05.16 (水)
萩往還140km、装備など振り返りつつ
総括します。

●シューズ●
ジャパンブースト3

シューズは変えない計画で、
最後までコイツと道行きでした。
持ってるシューズの中では最善の
チョイスだったと思います。
トレイル下りのガレ場も、
激下りの石畳の道も、
ハイパフォーマンスではないにせよ
何の問題もなく走れました。
踵は痛かったですけど、
多分何を履いても同じ。

テーピングはしていましたが、
爪のつけ根、足指先に、水ぶくれができた
指が何本かあり、1週間くらいで
4本、爪がとれました・・・
でも140kmも走って、無傷の方が
おかしいような気がするので
こんなものではないかと。

●装備●
ご指摘の通り、「荷物持ちすぎ」(笑)。
Zaino Aidaは15Lなので、入っちゃうせいか
あれもこれも、と持ってしまうんですね~

不要だったな、と思ったのは
防寒用のファイントラックメリノ。

歯磨きセット、メイク道具
日焼け止め、度付きサングラス、
ハットは、
陶芸の村公園のデポに入れといて
歯磨きセット、メイク道具は
また返したらよかったな、と思います。

雨具は絶対に雨が降らないなら
置いていってもよかったかもだけど、
3日は持って走ってよかったと思います。
使いませんでしたけど。
4日はいらなかったな・・・

不正出血をしたので、
生理用品を持っていて
尊厳を守れました・・・
どこのエイドでも、
絶対に用意がないですもんね。
この問題については、
後日別記事にしてみたいと思います。

●服装●
今回は失敗しませんでした。
4日陶芸の村公園で脱ぐまで、
ウィンドシェル
着たままでしたけど、あってよかった。
気温が上がった4日も、日陰は寒く、
アームカバーを
持っていたので、歩きになったとき
寒さに震えずに済みました。
タイツは色々な意味であって安心でした。

●補給●
今回、いちばん失敗しました。
特に給水。
重くなっても、3日深夜の
福祉センター付近の
自販機でもう一本500mlの
ペットボトルを
持っておくべきでした。
エイドは開けていただいてたものの、
多分給水不足は、夜間の萩往還道から
始まっていたような気がします。
(無意識にお手洗い問題も気にしていた)

不正出血、出血量もけっこう多かったので
脱水の要因になっていたと思います。
予想していたなら、なぜ積極的に
給水をしなかったのか。
気温が高くないし、
色々鈍感になってしまっていて
給水がおろそかになってしまい、
4日陶芸の村過ぎたあたりでは、
「飲んでもあまり入らない」
状態が始まって
しまっていたような気がします。
なぜ、自販機で買って
500mlをもう一本
用意しておかなかったのか。

このあたり、ウルトラの経験値の低さが
露呈してしまっていると思います。

食べ物についても、失敗してますね。
不正出血が始まって、量をいけない、
疲労がすすむと炭水化物系を
欲さなくなる自分の傾向を
自覚していながら、
コンビニのある萩市内で、
なんでもっと食べやすいものを
購入しておかなかったんだろう・・・
胃腸は元気でしたが。
フルーツが焦がれるように食べたかった・・・

●GPS●
わたしはGarmin920XTJを使用しています。
12時間くらいで電池量が低下するのですが、
920XTJは継ぎ足し充電ができないので、
推奨されている、
「ウルトラトラックモード」
を使ってみました。
(36時間もつ、と書いてあった。)
GPSの捕捉間隔をあけて
バッテリーを節約する
という仕様のようですが、
今回の結果としては

・距離が20kmくらい狂った。
 74.6kmの明木エイドで
 95kmくらいを示しておりびっくりした。
・結局12時間くらいで
 電池量低下のサインが出た。
 (オートラップ、バックライト、
  BlueTooth
  すべてOFFにしています。)
・その上保存しようとしたら、
 エラーになったよ?
 (保存できず)
・しかたなくいったん電源を入れ直して
 電源切れるまで、とスタートし直したが
 ログは、0km0時間だった・・・

ロスト対策として、SIMを入れてないスマホの
GPSをONにして
「ジオグラフィカ」
「地図ロイド」(どっちも登山アプリ)で
軌跡を登録していましたが、

「ジオグラフィカ」
途中でアプリが死んじゃって
 ルートも表示できなくなり、ログも死んだ。

「地図ロイド」
最後までGPSを捕捉してくれていたが
 わたしの痛恨の操作ミスで軌跡の保存に
 失敗しちゃいました・・・

アプリ2本で軌跡を登録しながら表示していると
恐ろしいイキオイでバッテリーを消費します。
モバイルバッテリーは必須です。

と、いったような次第で、
色々策を講じているように見えて、
最初で最後の萩往還
軌跡は、自分の記憶の中だけ、
ということに(笑)
まあ、それはそれで。

●レース運び●
レースじゃない!
競争じゃない!共走!

F岡師匠には、本当になんといって
お礼を申し上げていいか。
タイムを狙える走力、
十分におありだと思いますが
初めての参加のわたしとK川さんを、
最後までアテンドして下さいました。
それも何事もないようなさりげなさで。

萩往還を愛しておられるんだな、
とも思いますし、
人間の器の大きさを感じます。

わたしも、師匠のような走力と人間力が
ほしいと切に思います。

正直に感想を述べると、
20時間を切りたかったかな、と
結果論ですが思います。
背中を押していただいたのに情けない、
とも思いますし、
走りたいのに全く走れなかった、
あの長い県道の上り。
悔しくて仕方ありません(笑)。

でも、後からはなんとでも言える。

無謀なチャレンジなのでは、と怖くて
エントリーしたことすら、
ごく限られた人にしか告げず、
不安だらけだった未踏の距離を
完踏できたこと、
心から嬉しく思っています。

記事で書いたように、
感受性のスイッチを切っていたので
大会中は色々なことに鈍感になっていました。
戻るまで1日半くらいかかったかな。

このレースレポを書いている最中、
色々なことを思い出しました。

不安定な天候と、足の痛み。
長い長い長い先の距離。
暗闇に向かって、それでも
次の一歩を踏み出していく
ヨッチさんの後ろ姿。
わたしもこんな風に走りたい。
強くそう思いました。

関東から萩まで。
まるで隣町から来られたかのように(笑)
さらっとスマートに現れた
ほしこさんは、とてもかっこよかった。
お話できてうれしかったな。

スタート前のKinさんと
ロボちゃんの、仲良しきょうだいのような
会話を聞いてとてもうらやましかった。
kinさんのウルトラレポ
読んでみたいなあ。

サトさん、えむさん。
走ってる最中にLINEを開けると
サト心・・・じゃないや、
里心がついて
泣きごとを言ってしまうかも、
と思って、
音信不通になっちゃったこと
ごめんなさい。
えむさんの明木でのメッセージ、
後で見て泣きました。
サトさんの
「おぐらさん、飛ばしちゃダメだよ!」の
LINEのトーク、後で見て
爆笑しました(笑)。
ごめんね、最初の10km、飛ばしたよ。
でもボロ雑巾にはならなかった・・・かな?

防府でスライドしたとき
とても不安そうに見えたのに
萩の海岸線でスライドしたときは
本当に晴れやかな表情だったロボちゃん。
楽しんで走って、完踏おめでとう!
ね?大丈夫だったでしょう?
わたしは、ロボちゃんの完踏、
始まる前も、走ってるときも
一度も疑いませんでした。

かおりんさん、きんきんさん、
まどかさん。
それぞれお会いした場所は違いますが、
明るくてキレイで、華やかで元気で。
コースにお花が咲いたみたいに見えました。

それがどんな山中でも
THさんにお会いすると、なぜか安心します。
なぜかしら?
ハグしていただき、大変光栄でございました。

深夜の山中で、朝の海辺で、昼間のあぜ道で。
肉体と精神の限界と闘いながら
孤独に、でも誇り高く前へ進む
250kmのランナーたち。

ものすごいスピードで走ってるのに
スライドのときに、
わたしたちBランナーに
「140kmナイスラン」!って
拍手してくれた
韋駄天みたいだった、
70kmランナーたち。


長い距離と時間を支えて下さった
大会関係者、私設エイドの方々。
長い歴史の大会、最後に参加でき
あまつさえ完踏までできて、
本当に本当に、誇りに思います。
参加できてよかった。
この誇りと思い出。
マイ棺コレに追加します。


そしてそして。

ダラダラダラダラ
ほんとーーーに長くなってしまった、
ウザ気味の140kmの経緯を
それでもお読みいただいた方々。

ブログを書くことで
「感覚の巻き戻し」ができました。
どなた様のお役にも立たない
ただの記憶の断片集みたいになっちゃって
自分の筆力のなさが
情けないのですが、ご容赦下さいませ。
おつきあいいただきまして、
皆さまのご厚情に
心から感謝申しあげる次第でございます。


今はただ。

終わっちゃって寂しい。

山口100萩往還マラニック大会。

関わられたすべての方々に
愛と感謝と敬意を込めて、
特大の花束を。


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萩往還ウルトラ140 2018.05.14 (月)
大会はゴールしましたが、
0泊4日だよ、って言って始まったレポ。
どなたも興味ないと思いますし
ほんとーにまったくどなたの役にも
立たないのですが、
0泊4日の、4日目の顛末をば。



5/4(0泊4日 3日目 まだ終われない)

他の皆様のゴールをお迎えしたかったのですが
何せ20時間以上走っているため
お風呂に入らねば、ということで
いったん失礼して、山口県庁に止めた
車に戻り、2回目の「山口ふれあい館」まで
車を走らせました。
味をしめた100円温泉(笑)。

その後もう一度、瑠璃光寺まで戻り
ゴールした皆さま、応援隊の皆様と
きんきんさんのゴールを
お迎えできました。

20180514goal.jpg

新幹線に乗って帰路につく
えむさん、サトさん
ほしこさん、kinさんとは
ここでお別れ。
ほしこさん、kinさん、
ぜひまたお会いしましょう!
えむさんサトさんとは、
翌々日会う予定(笑)。

THさん、ヨッチさん
きんきんさん、まどかさん、
ロボッチさんと
湯田温泉のお寿司屋さんで
お疲れ様会。
THさん、ヨッチさん、
ごちそうさまでした。

20180514after.jpg

2次会に行かれる皆さまを指をくわえて
お見送りして、
(いいな~行きたかったな~)
わたしには、この後残されたタタカイが
あるのです・・・

残されたミッション。

●広島までの130kmを車移動。
●明朝9:00から仕事。

うお~~・・・大丈夫なのか。
しかしやり遂げねば。
幸い筋肉痛などはなく、車を運転するには
支障ない状態でした。

ここ数日走り慣れた感のある(笑)、
山口県庁付近の道を通って、
山陽道に乗りました。
22:00過ぎくらいかな?

この時点では、
「ちょっと眠いかな」位の感覚でした。
予定では、イッキに山陽道を走り、
高速を降りる前のSA「宮島SA」で
早朝まで仮眠のつもり。

20180514map.jpg

山陽道に乗って車を走らせていると、
自分は普通に運転しているつもりなのですが、
(2車線の左車線)
車の「車線はみ出してますよ警報」が
ブーブー鳴ります・・・
え、路肩にはみ出してますか??
10分に1回くらいの割合で警報ブサーが
鳴るものですから、
これはヤバイと自覚しました。

「目を開けて寝てる」って状態ですね・・・

方針を変更して、SAごとに仮眠→運転再開
を繰り返すことにしましたが、
最初の佐波川SAは通りすぎちゃってたので
次の富海PAまで、けっこー生きた心地が
しませんでした・・・
富海PAに着くなり、アラームだけセットして
シートを倒して即爆睡。



5/5(0泊4日 4日目 やっと…!)

アラームで目が覚めたら
日付が変わってました。
運転→眠い→SAで仮眠 を
2回繰り返して
玖珂PAでアラームが鳴った時、
140m走ってるときより、ドッカーーーンと
疲労感が襲いましたよね・・・

うう・・・二度と起きたくねーーー

しかし、起きないわけにはいかない。
次の宮島SAまでの長いこと長いこと。
「いまこそわたしに、メイタンゴールドを!」と心底思いました・・・

宮島SAで正直者のシアワセな眠りについて、
アラームがなったら
空が明るくなっていました。
AM5:00。

広島市内まではスッキリ運転できて
無事AM6:00前、車を返却できました。
ホンマ無事でよかった・・・

荷物を持って、広島駅に歩いていき、
立ち食いソバ屋の開店と同時に
ソバをすすりこみ、
とうていそれでは足らず、
隣のドーナツ屋をハシゴして、
ドーナツ2個食ったりましたわ。
モノスゴイ飢餓感…

AM7:00、無事新幹線に乗り
少しだけSNSなどのぞいた後、気絶(笑)。
気がついたら岡山駅でした・・・

新大阪駅から職場に向かい、
仕事開始。
実はGW前にオフィスの移転があったため
個人の仕事道具は全て箱の中。
ここで、ちょっと自画自賛させて下さい・・・

<以下、自画自賛開始。>

仕事内容は、数年に2回くらいの割合でしか
やらない仕事。
したがって、手順を忘れている可能性大大大。
手順書は持っていますが、引っ越し荷物の中。
休み明け、しかも疲労でフラフラの自分が
荷物の中から、スムーズに手順書を
探し当てられる訳がない!
引っ越し前、手順書をPDFファイルにして
自分のスマホに送信しておいた、
一週間前のワタシ!!
グーーーーッジョーーーーブ!!!!
伊達に、へっぽこ会社員を
長年やっている訳ではない!!

<以上、自画自賛ここまで。>

時折気絶しそうになったり、
電話のやりとり中にアタマがフリーズして
反応がなくなり、
「オメー衛星電話かよ!」とか罵られたり
しましたが、
どーにかこーにか職務を果たし、
終わったときの解放感といったらば。

ああ、わたしはやりとげた・・・
(BGM 炎のランナー)

まあ仕事はともかく(いーのか?)
予想外のHard Days Nightを
無事に乗り越え、どなたにも
ご心配をおかけするような事態に
ならなかったこと、
こうしてのんきに、ダラダラレースレポを
書ける状態でいられること、
本当に幸運に感謝です。


以上、怒涛の(笑)4日間、
これにて無事終了!
とってもどーでもいい付けたしを
最後までお読みいただいた方、
ありがとうございます。



あと1回、装備面等の総括をして
終わりたいと思います。


萩往還ウルトラ140 2018.05.13 (日)
5/4(0泊4日 3日目 時間感覚ナシ)

最長距離どころか、100kmも
とっくに超えているのですが、
不思議なもので、距離感覚は
まったくありませんでした。
萩市内でGarminが死んじゃって
ただのストップウォッチになっていて
スマホの登山アプリが示す
移動距離を他人事のように
眺めていただけでした。

タイムを狙えるよ、と師匠は
おっしゃっていたけれど
一体それはどの位なのか、
サッパリわからない…

大会前に、山ちゃんにお借りした
「記憶集」
(大会後に送られてくる文集)
にはリザルトが順位付きで載っており
(大会は順位なし)
それによると2014年の140kmは、
1位15:55'54"、50位21:01'18"
(男女混合)
出走499人中完踏291人でした。

それを見て、23時間前半でゴール
うまくいけば22時間台後半で
ゴールできないかなと思って
タイムテーブルを引いていました。
でも、100kmすら走ったことないん
だから、とにかく完踏。
100km以降はヨレヨレだろうと
思っていたので復路の萩往還道は
まったくノープランでした。

変調を来していましたが
まだ走れており、山道の一升谷の
なが~い上りを見たときも
走って上がろう、と決めていました。

上り始めてすぐ、ぐわTの女性が
下ってくるのが見えました。
まどかちゃんだ!
楽しそうに走っているのが印象的でした。
エールを交換して、上り続けます。

201805132303169d9.jpg

九合目を過ぎて、脚が攣りそうになり
歩きを入れましたが
それはいいとして、下りに入っても
心肺が戻らない。
平地に入って、景気づけに、
とチョコバーをむりやり口に入れたら
口中にベタベタにひっついて
どうしようもなくなりました…
水を、ちびちび飲みますが
渇きは癒やされません。
脱水しかかってる?
と思ったとたんに
息が入らなくなり、ド平地なのに
心拍は跳ね上がり、歩きを入れるしか
なくなってしまいました…
もうすぐ、佐々並エイドだから、
と言い聞かせつつ、
歩き走りでどうにか
佐々並エイドに到着。
お水がなくて、コーラを
もらったんだったかな、
あまり覚えていません。

35kmウオーキングの方たちが
たくさんおられました。
邪魔にならないところに座って
対策を考えよう、と思うのですが
アタマが全く回らない。

あと何キロあるんだっけ…
身体は動くようだけど…

自分がどのくらいだめなのか。
辛いのか辛くないのか。
こんなんで悔しくないのか。

…どうしよう、なにも感じない…

ただ動くのが面倒くさい。

仕方なく
今まで辛かったことを思い出して
比較してどうか、と考え始めました。

フルのレースを思いました。

距離は比べものにならないくらい
長いけど精神的には
比べ物にならないくらい
辛くないな。
フルのときの、
薄氷を踏む思いで
追い詰められて走っている感覚を
思い出していると、今の状況は
切迫感は全くないと思えました。

なんだ。大したことないじゃん。

ジェルをとって、残り距離を確認。
残り15km。
全歩きでもゴールできる。

のろのろ立ち上がって
歩き始めました。

相変わらず走れず、
走ろうとすると息が入らない。
ウォーキングのひとにも追いつけない
状態で、県道のなが〜い上り坂を
うんざりしながら歩き上ります。

…すると。
「なんで歩いてるの」と
後ろから声が。
F岡師匠が、追いついて来られました。

「つぶれちゃいましたー」という
わたしに付き合って一緒に
歩いて下さいました。
コースを知りつくしている師匠、
「あのカーブを越えたら勾配ゆるむよ」
とか
「あと○km位だから」
とか声かけして下さいました。
ホンマにありがたや…

師匠のおかげか、
私設エイドで飲み食いしたおかげか
少しずつ復活してきたようです。

往還道の入口手前で
K川さんも、追い付いて来られ
「三人でゴールできるね」と
ご縁を喜びました。

往還道の坂堂峠までの上りも
ガシガシ歩きで上り、
下りを慎重に下っているとき、
140kmの女子に2人、抜かれました。
皆、下りで飛ばすのね…
では、とわたしも
石畳の下りは、ちょっと突っ込んで
下ってみました。
乾いていれば、ランシューでも
滑らない。楽しいな、と思えました。
満喫して、天花畑で師匠とk川さんを
お待ちして、三人で瑠璃光寺を
目指しました。

「あそこを、曲がったら最後の坂!」
と師匠が言われ、
曲がったら、なるほど人がたくさん。

とにかく色々マヒっているため、
ぼ〜っとした状態で
「あ、終わるんだな」
と思っていました。

「おかえり〜」と次々に差し出される
手とハイタッチしながらも
反応が薄い人だったと思います(笑)。

香山公園に入って
ヨッチさんがゴールを迎えてくれました。
実はわたし、
ヨッチさんは、もう帰路につかれている
ものとばかり思っていたので
回らないアタマで
「ぐわTを着た、ヨッチさんに
似たあの人は誰だろう?」と
一瞬思ってました…

でもサプライズで(笑)
(一方的に)
とっても嬉しかったです!

タイムは
20:25'00"
でした。

20180513230309e25.jpg

すぐに、えむさんサトさん、
ほしこさんkinさんの応援隊も
到着し、ねぎらってくれました。
ありがとう!

201805132303150f5.jpg

師匠とK川さんに
心からお礼をお伝えしました。

140km、完踏できた。
けれど多分、自分だけのチカラでは
ない、と思います。

色々な人の、ご厚意や言葉。
色々な人の、死力を尽くす姿。
色々な人の、楽しそうな姿。

カタチのあるチカラ。
カタチのないチカラ。

全部のカケラで
140kmという、初めての距離を
行ききることが、できたと
思います。

どうやったらご恩返しできるのか
わからないけど。

ただただ感謝するしかありません。
月並みですが、
ココロから御礼申し上げます。


でもね…
レポはまだ続くのよ?
(続きます。)

萩往還ウルトラ140 2018.05.12 (土)
毎回申し訳ございません・・・
今回も長いです。




5/4(0泊4日 3日目 朝がきた)

20180513091435b7a.jpg

萩市街に入りました。
玉江駅エイドは立ち寄らず、
第3CPの浜崎緑地公園(っても、ただのトイレ)
(87km地点)
を目指します。
マイペースで走るわたしの少し後ろを
F岡師匠、K川さん、他男性3人位が
走っている布陣でした。
わたしは6'10"~6'15"あたりで走ってたのかな?
途中自販機があったので、そこで休憩。

「いや~それにしても体力あるねぇ」
「うんうん、スゴい体力だ。」
「走ってても体幹まったくブレてないし。」
「体力あって、たのもしーよね。」
「うんうん、体力あるよね、ほんっっとに。」
「その体力のおかげで引っ張ってもらえて助かるよ」

・・・。

複数の男性に、ほめていただく。
なんてステキなシチュエーション。
ほめてもらうのが体力でなければ、
どんなに人生バラ色か!!
(血の叫び)

・・・まあ走れているならよしとしましょう。

第3CPで、無事チェック。
次の第4CP虎ヶ崎(95.9km地点)までは
海沿いを走ります。
波の音が聞こえるくらい、すぐ側が海岸です。

20180512232014e55.jpg
(ロボちゃん撮影)

萩市内に入ってから、Aゼッケンをつけた
250kmランナーを見るようになりました。
このあたりから、250kmとコースが合流する
ようになります。

狭い歩道を走るとき、歩いているAランナーを
追い越させてもらうのですが、
敬意をこめて「お疲れさまです」
と声をかけるようにします。
貴方達は本当にスゴい人たち。

笑って「ナイスラン」と応えてくれる人もいて
うれしかったな。

せっせと走って、笠山に入ると上り。
走れるところは走って頂上に上がりました。
全走りで先に上がられていた師匠の後に
続くと、なぜ??
下ってるんですけど??
上がったり下ったりしながら海を眺める道。

2018051223201869f.jpg

もうそろそろか、というところで
福祉センターを出て以来の
LINEを開いてみました。

おお、70kmのみんなは元気にスタートしたんだな。

140kmを共に走るロボちゃん、ナイスペースで
走れてるね!

そして250kmを闘っているヨッチさんも
無事2晩を乗り越えて最終日に突入されたみたい。
さすが強い!

ロボちゃんとヨッチさんには、
もしかしたらここからの帰りにすれちがえるかな?

ってなことを考えていたのですが、
目的地の「つばきの館」になかなか着かない・・・
上がったり下がったり。
なんなの、この道。
(多分車の観光用)

イラッとしながらも、ようやく
第4CP虎ヶ崎つばきの館(95.9km地点)に到着。
AM6:30でした。

ここではカレーをいただけます。
師匠、K川さんと席について食べ始めました。
・・・が、なんかカラダに違和感が。
イヤな予感がして、失礼してお手洗いに。

※以下、特に男性諸氏には不快な記述が
あるかもしれません。ご容赦ください。

イヤな予感的中。
不正出血していました。
ロング走の後とかに、そうなることがあったので
念のために生理用品を用意しており
恥をかかずに済みましたが、
これ、まずいかもしれない。

腹部膨満感であまり量を食べられなくなる。
出血量によるが、脱水傾向になる。
というハンデを背負うことになってしまいました。
とりあえず、胃薬とストッパを服用。
カフェイン錠剤
(酸欠で眠くなる傾向あり)も。

席に戻りカレーを食べようとしましたが
ちょっとルーはダメなかんじ。
ごはん部分だけ2/3位食べましたが、ギブ。
うー平常時なら、大盛だってOKなのに!

20分位いたのかな。
再出発して、今度は自然歩道路という
岩場の未舗装路を歩きました。
今思うと、ステキな道だったな。
もう一回ゆっくり歩きたいかも。

来た道を戻りながら、
反対側の道路に、ロボちゃんとヨッチさんを
探します。
しばらく走っていると、

あっ!!ロボちゃーーーん!
声をかけると気づいて手を振ってくれました。
わーー元気そう!
よかった!がんばろうね!

信号待ちのときに、LINEを開くと
玉江駅エイドでヨッチさんが
リタイアされたことを知りました。
195.5km地点。
死力を尽くされて、でも辛い判断をされたんだ。
どんなに悔しいだろう、と思うと
胸がふさがるようでした・・・
せめて、どうかケガや故障がありませんように、
と祈りながら
第5CP金照苑を目指します。
(104.2km地点)

ここでいただいたはっさくがおいしかった!

次の第6CP陶芸の村公園(105.1km地点)
はすぐ近く。
ここは、250km、140km、70km、
そしてウォーキングの35kmも
すべての選手が通るところです。
応援隊もここに来られるということでしたが、
まだちょっと時間が早いよね。

20180512232016d23.jpg

ここで、デポしたぐわTに着替えます。
歯磨きと眉毛書き直し
いちおー日焼け止めも塗りました。

●服装●
ファイントラック(そのまま)
ぐわT
指なしグローブ
ハット
度つきサングラス
温泉タオル

下半身はそのまま

●装備●
・URENIKUI Zaino Aida15L
<中身>
・お金、保険証
・スマホ2台
・薬類(胃薬・下痢止め・カフェイン錠剤)
・アームカバー(防寒用)
・チョコバー2、ジェル1
アウトしたものは
・ライト類
・防寒服
・着替えた服
・歯磨きセット
・最低限のメイク類
・ふつうのメガネ

出発、AM8:35くらい。

ここにいる間に、なんとなんと70kmの
トップ選手が折り返して行きました。
えー6:00スタートなのに、バカ速!

出発して、復路の往還道を目指していると
次々と来る、70kmの選手たち。
エールを交換します。

70kmに出走の
THさん
かおりんさん
きんきんさん
まどかさん
たちとは、どこですれ違えるかな?

応援隊の
えむさん、サトさん、ほしこさん、kinさんには
どこかで会えるかな。

村田蒲鉾店エイドで、ペットボトルに水を
入れていただきましたが、
なぜ自販機のある間に、
もう一本買っておかなかったのか・・・

往還道に入りました。
狭い山道を降りてくるひとたちと
すれ違いながら歩いて上ります。

しばらくして・・・

前方にぐわTが見えました。

あーーーかおりーーーん!
明るい元気なオーラで
すぐわかりました。
駆け寄ってハグ。
あーなんか泣けちゃいそうだ・・・

続いてTHさんも。
うれしくてハグ。
そのシーンを撮影しようとするも
かおりん文春砲、炸裂せず(笑)。

せっせと山道を歩き走りして・・・

復路、明木エイドに着きました。
(115.4km地点)

ここでは応援隊が
ステキなメッセージを残していって
くれてたんですが、残念ながら気づかず
後で知りました。
でも、読んでたら泣いてたと思う(笑)。

20180512232018b6a.jpg

感受性スイッチを切っているので
自分が疲れているのか
つらいのか、よくわからない状態です。
ただ、色々痛いところはあるけれど
脚がダメということはなくて、
「まだいけるよね」という感じでした。

ここで、師匠が
「K川さん、膝がもう辛いらしい。
ここから全部歩いても、この時間なら
完踏できるから、僕たちはゆっくり行くよ。」
と。
そして、
「アナタ、まだまだいけるよね?
このペースなら、いいタイム出るから、
せっかくだから狙いなさい。」
とおっしゃって下さいました。

このままいけるはずはない、と思っていたので
「つぶれたところで待っています。
もし行き切れたら、ゴールでお迎えします。」
と言って、お先に出発しました。
AM9:50前くらい。

ここでは出店が出ており焼き物や籠など
ココロひかれるものがいっぱい。
が、背中を押されちゃった関係上
走っていくしかありませんでした(笑)。

しばらく走って田園地帯に入ると
前方にぐわTが見えました。

きんきんさーーん!

練習してないしてないおっしゃるけど
ホント強い!
めっちゃ元気そうでした。
写真も撮っていただいてありがとう!

20180512232013258.jpg
(きんきんスポーツ)

・・・と、しばらく調子よく
すすんでいたのですが、
変調をきたしていました。
明木エイドで給水しているにも関わらず
口腔粘膜がカサカサ。
手足しびれ気味。
慌ててペットボトルから水を飲みましたが
この先、復路佐々並エイドまで
(125.3km地点)補給ができない、と思うと
つい加減してしまいます。
飲めない、と思うとどんどん渇きが
進むような気がして、だんだん身体が
きつくなってきました・・・

あーーやっぱり調子よくゴールできるわけ、
ないよね・・・

(続きます。)

萩往還ウルトラ140 2018.05.11 (金)
5/4 (0泊4日 3日目 長い一日)

今回、キョーレツに長いよ?
Are You Ready?

20180511203325aa6.jpg



夜の萩往還道を往(ゆ)く。
そのために、ここに来た。
ここまでの50kmは長い準備運動。

そんな気持ちでした。

この先の目標時間は、
朝7:30くらいに、
第3CP虎が崎つばきの館に着くこと。
(98km地点)
とてもざっくりしているのですが
コースもわからないので
プランのたてようがなくて・・・
それ以前に、そこまで自分が
ギブアップせずに動けているのかどうかが
一番心配でした。

「とにかく脚をもたせる」
「気持ちを折らない」

この2点をいかに守れるか、
だと思っていました。

トレイルの坂は歩くつもりだったし、
そこで脚が終わるようなら、話にならない。
顔を洗って出直してこい、です。
もたせるためには
「下り飛ばさない」
「上りでふくらはぎとかの
小さい筋肉を疲弊させない」
ことを意識する必要があると思ってました。

メンタル面では
1.「あと何キロ」の母数を140kmで考えない。
 「次のエイドまであと何キロ」で考える。
2.ペースを上げなければ、疲労感の原因は90%
 ハラ減りが原因ww
 (←わたしの場合)
 早めの糖分補給を心がける。
3.ロストは敗着の要因。
 絶対に絶対に先を急いでロストしない。
4.できるだけ、色々なことを楽しんで
 イヤにならないように。

このうち、3のロスト問題については、
師匠F岡さん、という強力な味方を得たので
見捨てられない限りは解決(多分)。

4.の「楽しむ」については、
ちょっと考えを変えました。
15kmで襲われた自暴自棄感は、
わたしを震え上がらせており、
肉体の疲労がある段階で、
あんな超絶ネガティブに落ちたら
そっこーでリタイア決定。

「感受性の配線を半分くらい切っておく」
ことにしました。
これ、どういうことかというと、
うまくお伝えできるかどうか
わからないのですが、

「起こっている事象を、
ただ事象としてだけとらえて」
「そこに対する自分の感情は確認しない」。

例)ロストしたとして、
  →「正しいルートを探して戻る」
    ことだけに注力して
   「どうしよう」
   「戻れないんじゃないか」とかの
   感覚は無視をする。

例2)きれいな風景を見たとして
  →「風景がある」という認識だけして
   「きれいだな」とかの感覚は
   無視をする。

感情の振り幅が最小限に
なるようにするというか・・・

これまでの経験上
「たのしい!!」という
ウハウハの感覚が強ければ強いほど
ダメになったときのダメージの
跳ね返りが大きい、
ということに気づいてからの
自衛なんですが。

うーん、伝わりますかね?

その時は、自分が楽しいのか楽しくないのか
よくわからない
ということになるのですが、
事象は認識しているので
後になって、録画した映像みたいに巻き戻して
感覚を取り戻すというか・・・

あーやっぱりうまく伝えられないかも・・・

とにかく、その時は、
長い道のりを進むには
「楽しいのか楽しくないのか。
 つらいのかつらくないのか。」
がわからないくらいにしとかないと
自分の平常心を守れないかもしれない、
と思っていました。

あ、会話とかは普通にしますし、
無愛想になるとかではないですよ?
外から見たら、
普通に見えていると思います、多分。


長くなっちゃいました、先を急ぎましょう。


往還道に入りました。

20180511203326be7.jpg
(ロボちゃん撮影)

幸い周囲は真っ暗で、ライトの範囲しか
風景が見えない。
視覚の情報が入らないと、
とても心が静かです。

250ルーメンのライトを点灯しているので
足元の石畳がよく見えます。
なるほど、勾配キツイね。
でも歩いているので大丈夫。
坂堂峠までは、「走れ」と言われたら
絶対無理!と思いますが、登山と思えば
余裕のない勾配ではないと思いました。
スマホの登山アプリで高度を確認して
終わりが見えない、ということがないように。

約2.8kmの坂道を経て
坂堂峠を越えて下り、
県道をまたいで、再びトレイル道に。
師匠と九州の山のハナシなどしながら、
ナイトハイクを続けました。

真っ暗な道。
ライトに切り取られた風景だけが
世界の全て。
コンサートホールみたいに響きわたる
すごい数のカエルの鳴き声。

感受性のスイッチを切っていても
ここに来てよかった、と思える時間でした。

前に、ランナーの
青い点滅ライトはまったく見えないのですが、
ふと振り返ると、
最初2人で始まった道中のはずなのに、
6人くらいに増えていて、
ちょっとびっくりしました(笑)。
下りのガレ場は、走る方も多かったですが、
わたしは歩き走りくらいのペースで。
師匠も合わせて下さいました。
(すいません・・・)

さて、トレイルも終わって、県道に復帰。
ここから約65kmの佐々並エイドまで
ながーーーい下りです。
(※案内では、佐々並エイドは
朝になってから復路のみ開設、
 と書いてありました。)
ここで、神奈川からご参加の
k川さん(仮名)が
「お二人についていっていいですか?」と
仲間入り。
師匠、弟子が増えましたね!

Garminのログが飛んじゃって、
記録が残っていないのですが、
この時点で午前1時40分くらいだったかな、
と記憶してます。

長いロードの下り、今まで後ろにいた方たちが
いっせいに前へ出て、走り始められましたが、
わたしはとにかく自重。
気持ちいい下りですが、
お腹とお尻で下るように。
脚は付いているだけ、使わないという意識で。
走りながらジェル補給。

・・・と前方からヘッデンの灯りが。
師匠が「250kmランナーが来た」
とおっしゃいました。

えーー!!ウソでしょう!?
まだ夜中だよ・・・

真っ暗なロードに響き渡る拍手と
「ナーイスラーーン」の声。
しかも、その方は佐々並側から
来られているので
上ってるんですけど・・・
走っておられました、軽快に。
もちろんわたしも心から
「ナイスラン!」と声をかけました。

…笑っておられましたね、さわやかにww

もうすごすぎて、
何がなんだかわからない・・・
次のランナーに会うまで、
ずいぶん時間が空いてたので
ぶっちぎりだったのかしら?
忘れられない光景でした。

何度か旧道を出たり入ったりしながら、
走っていると、灯りが見えました。
佐々並エイド(64.8km)。
この夜中に開設していただいてました。
(;_;)

201805112033270a8.jpg
(画像借り物)

コーラを2杯とお茶、お菓子をいくつか。
お手洗いにも行きました。
師匠を見やれば、マイボトルに
コーラを入れてらっしゃいます。
「走っててバシュッてならないです?
(←経験あり)」とお聞きすると
「水で割るから大丈夫」とのこと。
補給の中身はホントそれぞれですね!
エイドの滞在時間は15分くらいかな。

リスタートして、旧道をちょっと出入り
しつつも県道を走り一升谷に向かいます。
一升谷はトレイルですが、
往路はながーーいガレ場下り。
スピードを上げた男性陣に
ガンガン抜かされます。
一本道なので師匠にもK川さんにも
お先に行っていただきました。
男性とは筋量が違うし、焦りません。

思いかけないことに、
山道の途中に、温かいお茶を
振る舞って下さるエイドが!
うう〜感謝しかありません。
(ToT)
萩焼のお茶碗で、ありがとうございました!

一升谷の下り終わりで師匠たちと再合流。
その後の平地〜上りで、マイペースで
走っていくわたしを見て、後ろから
爆笑してたのはナゼ?
(淡々と男性陣を抜き去っているサマが
おかしかったそうです…)

しばらくは田園地帯らしき
ところを走っていましたが
ちょっと生活の気配がするな?という
エリアに入ると、そこには
明木エイド(74.6km)が。

20180511203328967.jpg

ここも復路だけとの案内でしたが
開設して下さっていました。
ここにはお饅頭がありましたー
温かいお茶がおいしい…

リスタートして走りながら、
周りの人に、
「元気そうだけど疲れてないの?」
と聞かれました。
…どうなんだろう?
よく分からない、というのが正直な
気持ちでした。

暗いので最小限の視覚情報しか
入ってこない。
感受性スイッチを切っているので
積極的な思考をしていない。
時計も一切見ていない。

それなので自分体内メトロノームで
心地いいリズムで走っていて、
とても落ち着く状態でした。
「とても静かなところにいる」
という感覚で、
夜が明けなければいいのにとすら
思っていました。

そのリズムのまま、最後の山道も淡々と
走り、やがて景色が開けていくと共に
段々周囲がうす明るくなって
来ました。

夜が明けるんだ。

明けていく空の先には
萩の街が見えます。
気がつけば、自身の最長距離(77km)は
更新されていました。

(続きます。)