2017.07.29 (土)
失敗登山記、続きです。

「経ヶ岳山頂」の標識に従って、スゴイ斜度の
斜面を登ります。浮き石が多くやたら地盤が
柔らかいので、登りにくい・・・
ようやく登り切ると、まばらな雑木林。
展望は開けてないけど一応稜線のような・・・?
合ってるの・・・?

標識もないので、スタート以降、初めて地図を
確認するべくタブレットを見ました。

わたしは、山に行くときは

●地図アプリ「地図ロイド」で、
 前日に目的地周辺の地図をキャッシュに読み込み。
●山では通信ができないが、こうしておけば
 オフラインでも表示できる。
●GPS機能をONにして現在地追尾。
●軌跡は残していないが、Garminを
 着けているので、後で確認できる。
●バッテリー消耗を押さえるため、機内モードに。
 また不要なときは追尾も中止。

という感じで、タブレットを地図がわりに
しています。
なので、今回も地図をプリントアウトは
していませんでした。

・・・タブレットを取り出して愕然。
機内モードになってない・・・
おまけに追尾もしっぱなしだったようで、
バッテリーを使いまくっており
充電を促すサインが表示されています・・・

しまったー!!!

あわてて、充電器を取り出して、充電開始!
・・・のはずが、充電開始されません。
何度もさしなおしたりしますが、ダメです。
あーー大失敗だ・・・
充電器が生きてる確認をしてこなかった・・・

追尾情報によると、
ルートには復帰できていましたが、
この時点で、引き返すことを決めました。
地図なしでは、これ以上
知らないルートを進めません。
残念ですが、仕方がない。

Garminによる軌跡とルートの比較。
(Garminの軌跡は編集してます)
千年樫からの道は、やっぱり、微妙に
ズレています。

WESTRoot1ogu.jpg

急斜面を、恐る恐る下ります。
浮き石が多いので、踏んで確認して・・・
ところが、体重をかけた途端、
石が崩れ、斜面を滑り落ちました。
ギャーーー
((((;゚Д゚)))))))

7m位、滑ったでしょうか。
スゴイ勢いで、石と泥が下に落ちていきます。
下に誰かいたら、エライことでした。
とにかく出てる枝や岩から身体をできるだけ
守り、何とか止まりました。
あービックリした。滑落(?)してしまった。
でもどうやら怪我はしていません。
よ、よかった・・・

元の標識地点に戻ってきましたが
タブレットの電源は切れました。
まずいかもしれない。

心臓がバクバクしてきました。
とにかく座って休憩。
パニックになりそうな気持ちを
必死で押さえて、今の状況について考えます。

悪い材料としては、
●地図がない
●ライトがない
●食料はジェル2つのみ
 (実はようかんもあった)
一方、良い材料。
●怪我はない。
●体力はまだまだいける
●水分残は2.5リッター
●天気はしばらく大丈夫そう
●気温も問題なさそう
いい材料の方が多い。身体が動いていれば
絶対に下りられるから。
Garminによると、ここまで4kmちょっと。
行動時間は、2時間ちょい。昼過ぎです。
日没までには十分時間がある。
とにかく、日没までに山中から抜けること。
飛行機の時間とかは、優先順位を下げて
焦らないように。
まだまだ体力は残ってる。
大丈夫だから。

自分に言い聞かせて深呼吸。
心臓バクバクが少し落ち着きました。
引き返してから30分近く経っていましたが
相変わらずだーれも来ません。
人を待つ作戦はダメそう。
とにかく下山開始。

Try1
WESTRoot2ogu.jpg

右斜めに降りたつもりでしたが、
そうなってませんね。
踏み跡を探して下りているつもりですが
もう踏み跡がわからない。
こんなに傾斜もキツクなかったような。
20m位下りましたが、断念して登り返し。

Try2
WESTRoot3ogu.jpg


「道迷いの時に沢に絶対に降りるな」
という鉄則は、もちろん知っていますが、
沢を下れば奥平谷キャンプ場。
電源が切れる前に確認済みでした。
意を決して、左手に沢を見る感じで、
まっすぐ下りるも、
200m位で、崖に(ToT)。
崖の高さは8m位。断念して登り返し。

ジェルとサングラスを滑落時に落としてしまい、
ちょっとガス欠が心配でしたが、
凍らせたスポドリの糖分と、
前日たーとんさんにいただいた
小城ようかんで補給でき、気力もまだ十分。

真下、左はアウトであるということが
わかりました。残るは右。
Try1よりも大きく右に下りはじめました。
時刻は13:00過ぎ。

道が崩れることが怖くて、
選んで下っているうちに結局あまり右には
進めておらず、千年樫は外れました。
そのうち、本当に突然、林道に出ました。
山の1/3あたりの高さです。
とりあえず、林道を右に進みました。

WESTRoot4ogu.jpg

後で見ると、ああーっ
ルートをまたいでしまってます・・・(T_T)

この林道を、けっこう行きつ戻りつ
してしまいました。
が、お陰で様子が少しわかってきました。
林道が登り始めたところで、少し引き返し、
一番下ってるところから、林道を外れて
再び山道に入って下り始めました。
ルートは垂直方向だったので、垂直に
下れれば、必ず下山できる確信がありました。
下ること600m。道路が見えました。

よっしゃー!明るい間に下山できたー!

時刻は15:00過ぎ。
R444へ出ました。

・・・が、一難去ってまた一難。
なぜかR444沿いの駐車場を通りすぎてしまい、
結局R444を、7km程走る羽目に。
探しつつ歩き走って、ようやく駐車場に
到着できたのは、16:30前でした・・・

無事についたことの安堵と、
自分の不注意の情けなさ。
そして、こんな大失敗の登山に、
誰も巻き込まなくて、
本当に本当に本当によかった、
という背筋が凍りそうな気持ち。

駐車場のアスファルトに座り込んで
しまい、動けなくなりました。

ようやく立ち上がって、車に乗る直前に
撮った一枚。

WESTSHOUESogu.jpg

キタナイ足で恐縮ですが、万感の思いが
こもっていると思っています(笑)。

結局、お風呂に行く時間も気力も
残っておらず、着替えは車の中で。
ウッカリすると、スポーンと青空着替えを
しそうな程、放心していました(笑)。
ハイドレの残り水で濡らしたタオルで
顔と身体を拭き、
水のいらないシャンプーで髪を拭きました。

空港に向かうまでのコンビニで
充電器を買い、タブレット充電。
8時間位食事もしてませんが、食欲は一切なく
コーラだけ・・・
ギリギリのタイムテーブルで、
何とか空港に到着し、
無事に帰宅して今現在に至る・・・

長くなりましたが、以上、
わたしの失敗登山の顛末記でした。
機会を改めて大反省会開催予定。

おまけ。
キツネノカミソリ。
WESTKITUNEogu.jpg


林道で見つけて、デジカメで撮った一枚です。
群生してるところを見たかった・・・

キー!絶対に絶対にリベンジしてやるー!
待ってろよ、経ヶ岳!
(ええ、逆恨みです・・・)


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